【FGO】謎のアルターエゴラムダ怪文書「マネージャー」【メルトリリスSS】|ぐらんどお~だ~ちゃんねる

AdSense
ホーム About 怪文書(ジャンル別) 怪文書一覧 Twitter イラスト・漫画 RSS

【FGO】謎のアルターエゴラムダ怪文書「マネージャー」【メルトリリスSS】

2019.09.21 FGO怪文書 (0)

【FGO】謎のアルターエゴラムダ怪文書「マネージャー」【メルトリリスSS】
謎のアルターエゴ
1: FGO民
んっ…
「ごはんできてるよ、メルト」
…シャワーに入ってくるから、着替えを用意しておいてちょうだい。ごめんなさい、朝御飯はいいわ、時間がないもの。
「…うん、わかった。でも、コーヒーくらいは飲んでいったら?」
頂くわ。用意しておいて。

2: FGO民
車は来たようね。荷物はもう持って──
「ちょっと待って、まだ忘れ物があるんだ」
もう、時間がないと言ったばかりでしょう?最近仕事を覚えてきたからといって、弛んでいるなら容赦しないわよ。
ほら、早く取ってきなさい。
…早くしなさい。何ぼーっとして──
「おはよう、メルト。
まだ、ちゃんと言ってなかったから」
…前から思っていたけど、アナタって、やっぱり変ね。妙なところで律儀なんだから。
「家にいる時はちゃんと近くにいてって、前に言ってたから」
…もう、わざわざそんなことのために呼び止めるなんて。
そう、なら──
ごきげんよう、今日も精々頑張ってちょうだい、私のマネージャーさん?

3: FGO民
『熱愛発覚!?日頃帰らぬ自宅に灯りが~100回連続公演間近、水上のトップスタァ同棲疑惑』
有名人の宿命とはいえ、こういう品のないものは目に入れるのも嫌になるわね。ほとんど使ってなかった家に帰るようになっただけで、すぐこれだもの。
出版社に行って、きちんと抗議しておいてちょうだい。
「これ、俺が行っても逆効果なんじゃ…」
アナタ以外に誰がいるの?こういうのもマネージャーの仕事でしょう、しっかりやっておくこと。
「…わかった。午後のステージにはきちんと間に合うようにするから」
…当然よ。私の公演を一番間近で見ておいて、今さら見逃すなんて許さないから…

まったく、何をしているのかしら…!
Heyシリィ、まだあの席は埋まっていないのかしら?
「はい。ペンギン一匹たりとも座っておりませんが、何か」
もう、どこで遊び歩いているのかしら…!出版社に問い合わせたら1時間は前に出たと言うし、いつもならどんなに忙しくても30分前には来ているのに…!
…ちゃんと間に合わせるって、言ったじゃない…

4: FGO民
水がこんなにも重いことなど、今まで一度だってなかった。私の身体の一部だったはずのそれが、今は鉛のように重くまとわりついてくる。
いや、私の一部だからこそ、これほどにも重く感じるのだろうか。
今の、私の心のように。
心当たりはいくつもある。私をわかってくれるからと、幾度となく無茶を言ってきた。
自分の想いは相手を傷つけるのだと、忘れたわけではないだろうに。
でも、かつてはそんなこと、気にも留めていなかった。

5: FGO民
私は私よ。
独りで舞い続けると、始めから決めていたもの。
ステージに上がったなら、誰の助けもいらない。誰の指図も受けない。
私の隣には誰もいらないと、始めから決めていた、はずなのに──
──いるはずの観客が一人いないだけで、脚がまともに動かない。
ああ、どうして──
──いつから、こんなにも弱くなってしまったの──

えっ…?
アナタ、嘴に何か持って──
…これって…!
もう、待たせすぎよ…ばか…!

6: FGO民
その、ステージに対するプロ意識の高さと拘りは、熱心なファンでなくとも皆が知るところではあった。
しかし、その日の彼女の演技は、何時にもまして鬼気迫るものであった。
指先は自在に空を切り、白鳥の羽根の如くに水上を舞った。
そして、もう一つ。
彼女が華麗にループを舞い、アクセルを決める度に、会場の皆が息を呑むのはいつものことだったが、その髪に挿した一輪の花は、誰も見たことのないものだった。
群青の草原のようなその長い髪に、有象無象など寄せ付けないようにたった一輪、そっと咲いた紫の花。
見覚えこそなかったが、これほど彼女らしい髪飾りもないものだと思った。
きっと、これを飾った人は、誰よりも彼女のことを理解していたのだろう。
だって、演技を終えた後の彼女の顔は、どんなときよりも嬉しそうに、輝いていたのだから。

その日、彼女のステージには、天を割るかのような歓声と拍手がいつもにまして響き渡ったことは言うまでもない。

7: FGO民
「メルト、起きて」
…んー…
ぽふっ。
「…なに?」

…だっこ…
「…うん、わかった」

8: FGO民
…んっ…ここ…
「すごく疲れて気持ちよさそうに寝てたから、起こさないようにと思って」
…とりあえず、ありがとうと言っておきます。この見覚えのないぬいぐるみのことは、後でじっくり聞かせてもらうけど。
…まったく、少女趣味だと思われるじゃない、こんなものを抱きかかえて寝ていたら。
それと、聞くことと言えば、もう一つあったわね。随分と盛大に遅刻してくれたようだけれど、私のステージに勝る用事って何か、教えてもらえるかしら?
「…やっぱり、怒ってる?」
あら、怒ってなんかいないわよ?だってもし私が本気で怒っていたら、アナタは今頃私の経験値になってしまっているもの。
だから、怒っていないわ、今のところは、ね。でも、この後の説明次第では、思わず膝が動いてしまうかもしれないわね?
さ、それを踏まえた上で、慎重に説明することをお勧めするわ。どうして、私のステージに遅れたのかを。
「出版社を出た後、荷物を取りに行ってたんだ。その受け取りに、時間がかかっちゃって」
…ふぅん?何の、ためかしら?

「──公演100回目、達成おめでとう、メルト」

9: FGO民
これって…
…ああ、もう…
…ほんと、侮れないわね、アナタって…
「ごめん。初任給、使いきっちゃった…あはは」
当たり前でしょう?この紫水晶、ただの宝石ではないわよ。随分と永く、神秘を蓄えてきたようね。それに、あの子に持たせた花だって、安くはないはずよ?
前から思っていたけど、アナタって、無茶するのが好きな性質なのかしら?
「メルトと一緒だと、無茶したくなっちゃうんだ」
…そう。なら、ずっと私の隣にいなくてはね?
無茶をするアナタの隣にいていいのは、私だけなのですから。

10: FGO民
これ、指のサイズが合わないわ。ほら、少し余るもの。
まあ、サプライズということにしたかったのでしょうから、仕方ないけれど。
だから、明日お店に行くわよ。サイズを直してもらわないと。
でも、もしこんなところを見られたら、また勘違いされてしまうかもしれないわね…?

「…いいよ」
…どういうこと?
「言わなくても、わかるよね」
だめ。ちゃんと、聞かせてちょうだい?
「…メルトとなら、勘違いされても、いい」

11: FGO民
そうかもしれないけど、それはそれ、これはこれ。
まだ私は、皆のヒロインでいなくてはいけないもの。
…それに、アナタをまだ連れていっていないし…
なんでもないわ、こっちの話。
とにかく、まだダメよ。もう少しだけ待っていて、私のファン1号さん?
でも、まあ…
今なら、このくらいは、してあげてもいいわよ…

酔わせない、なんて、よく言うわ。
そんなの、始めから無理なのに。
わたしは、ずっと、あなたに──

12: FGO民
「着いたよ、メルト」
先に入りなさい。鍵はあるでしょう?
いいから、ほら、入って。
「うん、入ったよ?」
そこで待っていて。目を閉じていなさい。
…えいっ。
「…メルト」
しばらく、こうしていなさい。命令。
…あなたの身体、暖かいのね。
「ひんやりしてるね、メルトは」

13: FGO民
「…急に、どうしたの?」
…外にいる間は、皆のスタァでいなくてはいけないの。
でも、家に帰ったら──
──もう少しだけ、私のそばにいて。
…あなたのこと、ここにいるって、感じさせて。
…今日、もしかしたら、あなたが来ないんじゃないかって、思ったわ。
もう、あんな想いはしたくないの。
…おねがい…
「…いいよ。
…だから、俺もお願い。
何があっても、俺のところに帰ってくるって、約束してほしい」

14: FGO民
…はい。
もう大丈夫。もう、いつもの私よ。
「…よかった。冷えるといけないから、早く中に入ろう」
ちょっと待ちなさい。まだ、忘れ物があるわよ?
約束は、きちんと守らなくてはね?

…ただいま、立香。
「…うん。おかえり、メルト」

15: FGO民
広い家。
大きな家。
一人で住むのには大仰に過ぎるような、そんな家。
懇意にしていた不動産屋に勧められて、トップスタァが事務所暮らしというのも格好がつかないから、欲しくもないのに買ったのだっけ。
初めの頃は立ち寄ろうともした。でも、マスコミは家があると知ってますますうるさくなったし、すぐに仕事に取りかかれないのは不便としか感じなかった。
それに、なによりも──
──ステージに立ったときには決して感じなかった、誰もいない家に満ちた、言い様のない寂しさ。
それが、すごく嫌だった。
まるで自分が、親に捨てられて広い巣にただ独り残された憐れな小鳥になったような、そんな気がして。

16: FGO民
孤独には、慣れたつもりだった。私の美の在り方は、他の美を許さないものなのだから。
だから、例え美しくなくとも、そばにいてほしいと願う人がいるなんて、想像もしていなかった。

天上を舞う白鳥に、パートナーはいらない。
けれど、羽根を休める温もりが、恋しくなるときだってきっとある。
どうか、願わくば──
──それが永久に、あなたの隣でありますように──

17: FGO民
思った以上に長くなってしまった
トップスタァと新人マネージャーの日常

18: FGO民
いい…

19: FGO民
スキャンダルですぞー!

20: FGO民
事後報告で私達結婚しましたではダメなのかな…

21: FGO民
>んっ…
カタログでこれだけ見てえっちなやつだと思った俺を許してくれ

22: FGO民
どこまで伸びるかハラハラしながらみてたけど
すげぇ力作ぶっこんできやがったぜ
蒸したバナナより糖度と湿度がたけぇ

23: FGO民
トップスタァのスキャンダルは金になるぜぇ!

24: FGO民
私は良いと思う

25: FGO民
紫のアマリリスの人…!

26: FGO民
急に抱っことか言い出して糖度が上がりすぎる…

27: FGO民
出版社の人が生暖かい目で気ぶってそう

28: FGO民
ファン1号が公式で公認で一般に周知されてるんでしょ知ってる

29: FGO民
周囲からは知ってたの声が!

30: FGO民
YouTubeでの会見映像へのコメントが「知ってた」で埋まる

31: FGO民
(一人だけぶおおおおおおおおおおお!してるアカウントがいる)

32: FGO民
某Mさん・・・いつぞやの一件以来口ほら貝が持ちネタになってる

33: FGO民
会見で名指しでフォローを入れてしまう先輩


元スレッド:https://img.2chan.net/b/res/618259974.htm


関連リンク

永久に

この記事へのコメント
コメントを書く

 非公開コメント ()

トラックバックURL
この記事へのトラックバック
相互リンク募集中!
FGORSS
アニゲRSS
逆アクセス
Copyright © ぐらんどお~だ~ちゃんねる All Rights Reserved.
Designed by KAETENテンプレート