
2020/4/16 : 無題。(きのこ)■
久しぶりの日記更新です。
気持ち的にはまだ2019年にいる感じですが、もう四月も半ばになってしまいました。嬉しかった事、悲しかった事が例年以上になだれ込んできた2020年の春ですが、ここでは暗い話はせず、いつも通り『好きなもの』だけを語りたいと思います。
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『シャドー・ハウス』
エミリコーーー! 俺だ、どうかハッピーエンドになってくれーーー!
と、後方お父様顔で毎回ハラハラしている自分がキモい。
貴族社会を舞台にしたお嬢様と召使いの友情譚……を背骨にした、バリバリのゴシック伝奇ものです。
繊細な絵柄、洋館の素晴らしい造形、登場人物たちの可愛さ、賢さ、そして勇敢さに魅了されながらも、じりじりと、手探りで世界の謎が解かれていく快感がめっちゃ面白い……!
『DARK SOULS』や『メイド・イン・アビス』が好きな人にお薦め。
電子書籍もいいですが、この漫画は本で手に入れて欲しい。ものすごく装丁がいい。宝物のような本になるはず。
灰色の空、冬に読むには最高の本。(だからもう春だっつーの……)
『アンデッド・アンラック』
ここ数年、ジャンプは新鋭作家さんの漫画はどれも尖っていながら『少年漫画!』を堂々とやっていて、毎週、辛い作業のご褒美になっています。
どの作家さんも本気で「みんな今回も面白いな! だが今週のメインは俺だ!」と牙を研ぎ合うライバルみたい。宿業博覧会ともいう。
『アンデット・アンラック』はそんなの中にグワッと現れた野生のインテリジェンス・ビースト。
死なない男(アンデッド)と致命的に運のない少女(アンラック)の、人生の一頁を描いたお話……と言うと詩的ですが、中身はハイスピードでヴァイオレンスでSCPでやっぱりリリカル、という、男の子の好きなものがこれでもかと詰め込まれた、幕の内弁当の如きバトルもの。
まだ一巻が出たばかりですが、ポテンシャル凄(しゅ)ごいいい……すきぃぃぃ…… 本誌では世界観の根底がちょっと語られたのですが、それがまた「こんなんワクワクするに決まってるだろ、旨みのつまった豚骨スープで漫画描いてるのかよ……」という面白さ。長く続いてほしぃ……すきぃぃぃ……。
『深世界』
こちらはSwitchで発売されたばかりのゲームです。
深海を舞台にした2D探索アクション。メトロイドヴァニアです。
低価格で8時間ぐらいで終わります。
Switchをお持ちの方は騙されたと思ってプレイしてみてほしい。
開始1分で世界に引き込まれ、その後は先に進めば進むほど感嘆の声が漏れる、そんなゲーム。
いちゲームユーザーとして純粋に面白かったのもありますが、
作る側の視点では「……いまのゲーム業界でこんなマニアックでストイックでロマンチックな題材を、このクオリティで作りきるなんて……」と、心の底から敬服してしまいました。
事前情報はほぼ皆無、派手な宣伝広報もまたなく。
まさに“ただひとり、深い海に潜る”ような、それは静かな挑戦であり、達成だったと思います。
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さて。好きなものをダイマして気が晴れたので、ここからお仕事のお話を。
『FGO』五章後半・オリュンポス、公開から一週間が経ちました。
クリアしたユーザーさんも多いと思うので、ネタバレなどを含めつつ、ちょっとした与太話をしたく思います。
※この先はネタバレなので、オリュンポス未クリアの方は注意。
日記更新だぞ
結構ウルトラオルガマリー気合入っているようですね
ボイス…